海外盤

以下引用:
レスピーギの代表作の一つである『リュートのための古風な舞曲とアリア』は、16世紀から17世紀にかけてのイタリアの作曲家たちが残したリュート演奏用のための楽曲に華麗なオーケストレーションを施したもので、古い舞曲の形式を取りながら豊麗な近代管弦楽の魅力も同時に堪能できるというユニークな作品です。
　三つの組曲から成るが特に第三組曲、とりわけ「シチリアーナ」は広く親しまれています。第三組曲だけ抜き出して録音されたり実演で演奏されたりしていて、全曲演奏は意外と少なかったりします。
この小澤征爾盤は貴重な全曲盤の一つです。1975年10月～1978年4月、ボストン、シンフォニー・ホールでの収録。小澤征爾という指揮者は近現代の作品において本領を発揮するタイプの人だと思われます。彼の楽譜を徹底的に読み込む勉強熱心さとスマートで丁寧な音楽造りという個性は、近現代の作品において最良の適性を見せています。このレスピーギの作品でもバランスの取れた丁寧で隙のない演奏で、手兵ボストン響から厚みのある優雅な響きを引き出すことに成功しています。音質も非常に良好。

ケースはややスレ傷あります。
ディスクは良好です。
神経質な方はお控えください。

2069835552