岩手が誇る文筆家、宮沢賢治の代表作のひとつ「銀河鉄道の夜」をモチーフにしたノートとしおりセットの出品です。
ノートは新品未開封で、しおりは開封済みですが未使用です。
ダメージは一切ありません。
ノートはA5サイズで木野瀬印刷によるものです。
シンジ・カトウさんによる装飾が施された美しいもので、私のイメージする銀河鉄道の夜を上書きしてくれました。
ページ数は48とのこと。
日本製。
ステンドしおりはスチール製で金メッキされた枠の天辺に水色のリボンが結ばれ、アクリルでステンドグラス調の彩色が施されています。
蒸気機関車とはくちょう座、南十字星が描かれてあり「Night of a galaxy train」のエッチングも刻まれています。
実測寸法縦90mm幅33mm 。
この両品はご不在でもポスト投函されるネコポスで発送します。

宮沢賢治の作品中でも人気があるのが銀河鉄道の夜です。
日本の作家で最も外国語の研究書が出版されているのが宮沢賢治というほど、彼の作品は世界的に人気です。
クリスチャンだったことも大きな理由でしょう。
その世界観は独特で幻想的、彼が描いたイーハトーブという理想郷は、現在も根強く岩手に残っています。

彼の特徴としてオノマトペの独自性はよく挙げられます。
「どっどどどどうど」とか「かぷかぷ笑ったよ」とか。
またネーミングセンスも優れた特長で、銀河鉄道のカムパネルラはたぶん世界一有名な日本人のひとりです。
私が宮沢賢治の作品で最も好きなグスコーブドリの伝記の主人公グスコーブドリの名前と、子供心に彼の决意の重さを想像した時の衝撃を忘れません。
彼の作中で私が最も憧れる人物はグスコーブドリです。

宗教の縛りがない日本でクリスチャンという環境は世界的には特殊なもので、だからこそアノミズム的な「シグナルとシグナレス」のような作品が産まれたのでしょう。
国によって呼び方は様々ですが、「クラムボン」や「ヤマネコケン」などはどこに行ってもかなり通じます。
銀河鉄道の夜の題はバリエーションが多くて難しいですが、カムパネルラの登場する作品と言えば大体判ってもらえます。

この出品のBGMはビリー・スタインバーグ＆トム・ケリーとスザンナ・ホフスの「エターナル・フレイム」です。
未だにイーハトーブでは彼の炎を感じます。
ブドリは岩鷲山を観測中で、狼森、笊森、盗森は昏い。