バッハ:カンタータ第140番・第147番 アーノンクール/VCM 他
J.S.バッハ
定価: ￥ 1000

カンタータNo.140〔目覚めよ、とわれらに呼ばわる物見らの声〕

カンタータNo.147〔心と口と行いと生きざまもて〕

　ニコラウス・アーノンクール　指揮
　ウィーン・コンツェントゥス・
　ムジクス
　アラン・ベルギウス　SO
　シュテファン・ランプフ　AL
　クルト・エクヴィルツ　TN
　トーマス・ハンプソン　BS
　テルツ少年合唱団
　録音　1983・84年　ウィーン
　国内盤　ブックレット付

ニコラウス・アーノンクールは1929年ベルリンに生まれたオーストリアのチェロ奏者でバロック音楽研究家、指揮者。1953年にはウィーン・コンツェントゥス・ムジクスを結成、古楽器を用いた演奏でモンテヴェルディやバッハ、そしてウィーン古典派をはじめとする作品に独自の解釈を示した。近年はウィーン、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団をはじめ各地の主要オーケストラに客演、ますますその名声を高めている。
〈CDジャーナル・データベースより〉

バッハと同時代の作曲家にヘンデルとイタリア人ドメニコ・スカルラッティがいますが、まったくの同年1675年生まれでした。(驚)
この時代はモンテヴェルディが切り拓いたオペラがヴェネツィアやナポリで
流行し、ドイツ人ヘンデルもイタリアでオペラ修業を積んで名声を高め、イギリスに渡って大成功。
バッハは多数の声楽作品を残していますが、オペラには手を染めていません。またバッハは生涯ドイツを離れることはありませんでした。
イタリアやフランスなどのカトリック文化圏の芸術潮流は華やかで派手なものが多く、一方バッハのプロテスタント文化圏では、謹厳実直な気風から生み出される作品が、音楽に限らず絵画の世界にも見受けられます。
バッハの遺産はプロテスタント芸術の最高峰といっても過言ではないでしょう。

バッハの声楽曲の最高傑作は『マタイ受難曲』といわれていますが、一般的にお馴染みなのはこのCD所収の２曲ではないでしょうか。
200曲あるカンタータの代表曲といえるでしょう。
ドラマティックで崇高・清澄な響きに包まれて、まるで穢れが浄化されていくような感覚に誘いこまれます。
この２曲はピアノ独奏用やその他の楽器用にも編曲されています。

ほぼ新品