古着市場が、
ここまでデカくなるとわ誰も思わなんで

人が増えれば、当然、人の数だけ
古着の価値も解釈も増えマス。

「この古着、裏深いぜ」
「ああ、面白くなってきやがった」
とルパンと次元。


こちらのタイ製のカットソー、
一見、東南アジアらしい日本や中華とわ違うテイストのドラゴンが描かれてiLLだけの様に見えますが、

タグを見ると面白い。

ふーん、
ポリ・コットン

え、手洗いのみ？
なんで？

しかし、裏を見ると、
40℃洗濯機マークが。

「いや、洗えんのかいっ！」

と云ふツッコミも束の間、

「いや、ハンドメイドかいっ！」

と、
M-1予選3回戦のニッポンの社長・ケツを彷彿させるツッコミが聴こえて来る1枚。

しかも、よーく見ると、
1番下に、HOT MAILのアドレスが。

「いや、世界狙ってんのかいっ！」


それでわイって観よう、
Galaxy to Galaxyで「リターン・オブ・ザドラゴン」


サイズ：L
肩45cm 袖丈68cm 身幅48cm 着丈68cm


ツッコミとわ裏腹に、

ケッコーしっかりとした生地感。
ポリコットンの程よい厚みと伸縮性があり、
1枚でも暖かくサマになりマス↑

「向かいあった2匹の龍…ダメだすり減ってて良く見えないな」
「いや、それだけだわ」とクラリス

しかし、プリントもマウントされてイテ
厚みと気合を感じさせマス。
サンプリングソースわVETEMENTSと同じ時代デスね。

状態わ奇跡？の新品・未使用。

リブや縫製も確かで、
ドラゴンを良く見てるとニコラス・ウィンディング・レフンとライアン・ゴズリングの『オンリーゴッド』彷彿してたりして…？


いや、HOT MAILってガラケーとかミクシィの時代だわ。
と云ふことわ20年以上前、
つまりタイ製ヴィンテージと云ふことで賞か。

意外にも今のファッション感覚にも不思議と馴染む可笑しさいっぱいの1枚。


その昔、
欧米に買い付けに行けない日本の古着屋が仕入れに行く穴場だったタイ。

金に困った欧米のトラベラーからタイ人が買い上げて開いたマーケットに、日本人がビンテージ品を仕入れに行くと云ふ密かな穴場でした。

タイもかなり経済発展した様で
これからわ、タイ人が日本でビンテージ品を買い漁りタイで売る時代が来るカモん↑

タイの人ってお洒落です。