まえがき

（中略）

それは、幸福科学を今実践している人達の来世が地獄であるということを確信したからである。

　ではなぜ、幸福の科学を実践している人達が地獄への道を歩いていると言い切れるのだろうか。

（中略）

　この『虹の階梯』や、あるいは『スシーマ』に見られる内容をわかりやすく説明すると、仏典の教えを盗んだり、あるいは仏典をねじ曲げて伝えた者は、地獄へ至るということなのである。

そして、まさしく大川隆法氏はその地獄へと至る大悪業を積み続けているのだ。

　これからわたしは、大川隆法氏の書いた本の中の誤った見解、つまり、真理ではない教えについて、一つ一つ仏教修行者の立場から、それを正していきたいと考えている。

（中略）

　しかし、未来においてマイトレーヤとして降誕するはずのわたしが、この日本に存在している以上、今から二千五百年前に釈迦牟尼（サキャ神賢）が説き明かされた真理の教えがねじ曲げられていることを知って、それを放置しておくわけにはいかないのである。

　もちろん、この釈迦牟尼とて真理を解き明かしたのであって、真理をそこで創造したわけではない。

それは釈迦牟尼以前の多くの如来（真理勝者）方がそうであったように、

　そこへ到達した者がそれを知った上で解き明かすのであり、そこでは一切創造は行なわれていないのである。

　よって、“麻原彰晃の真理の法”というものも存在していないし、”大川隆法の真理の法″というものも存在しないのである。真理の法は真理の法のみで存在しているのだ。

　ところが、彼はとんでもない暴挙に出たわけだ。その背景は、彼の宗教体験の貧しさにあると、わたしは考えている。

（中略）

　わたしは、阿含宗、あるいはＧＬＡ、あるいは仏教研究科のお書きになったいろいろな仏典や密教経典、その他をまず日本において読み、理解し、実践した。

　しかし、この経典群の中には、例えば「五蘊」についての解釈の過ちや、あるいは、パーリ語から翻訳されたときの過ち等々、多く見受けられた。

（以下略）



「真実の仏陀の教えはこうだ! 幸福の科学の会員よ聞きなさい!」

麻原彰晃 / オウム出版広報編集部

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