古谷実の世の中の人間の闇をさり気なく描いた作品、「ヒミズ」と「シガラテ」の出品になります。
中古品になります。

『行け!稲中卓球部』でギャグ漫画家として大ヒットした古谷実のシビアな内容に路線変更した作品として決定的な結果を出した2作品となります。
映画やドラマにもなっておりますが、ヒミズに関しては原作の描く内容とはほとんどデフォルメされており、原作における誰にもでも起こり得る生活の中で登場人物達が、それぞれの「何か」の向かい合い方やストーリーの流れは日本特有の内容であり、まだ色褪せない内容だと思います。

あらすじ-
ヒミズ

普通の大人になることを願う祐一と、愛する人と守り守られ生きることを夢見る景子は共に15歳の中学3年生。 ある日、2人の平凡な日常は“ある事件”によって一変してしまう。 衝動的に父親を殺してしまった祐一は普通の人生を諦め、世間の害悪となる悪人を殺そうとする。



シガラテ

高校生の荻野優介は平々凡々な少年であり、学校では親友・高井貴男と共に執拗にいじめられていた。彼の夢は、バイクの免許を取得して、教習所で見掛けた南雲ゆみに近付くことだが、半ば諦めていた。後に、ひょんなことからゆみの方から急接近して付き合い始めたが、高井が消息を絶ってしまうなど、災難が降り注ぐようになる。