《広沢虎造生誕100年記念》祐天吉松　第1集～第8集



めくるめく運命。流転する人の縁が祐天吉松と彼を取り巻く人々を、幸せと不幸せの天秤秤に誘っていく。二代・広沢虎造が語る昭和浪曲の代表作。『祐天吉松』はもともとLPレコード全10枚完結の予定で録音されたという。しかし、録音作業半ばに、広沢虎造が病に倒れ、残念ながら７巻にて録音が終了したと聞いている。そのLPレコードの待望のCD復刻版。



第1集：両国八景 ／ 本郷小町

第2集：きらめく白刃 ／ まわり灯篭

第3集：人生流転 ／ 菩堤心

第4集： 酔いどれ坊主 ／ 素飛び駕籠

第5集：人情花吹雪 ／ 旗本稲妻組

第6集：隅田の川風 ／ 妄執の鬼

第7集：焦熱地獄 ／ 渡り鳥二人

第8集：雪の甲州路 ／ 決闘富士川べり



本所両替商、加賀屋徳兵衛の入り婿、吉松は可愛い息子にも恵まれ、真面目な働き者だったが、一つだけ義父にも妻にも言えぬ秘密があった。吉松には刺青があった。右の腕には昇り龍、左の腕には降り龍、背中にでっかな普賢菩薩。祐天吉松、それが彼のスリ稼業時代の通り名だった。ある日、吉松の前に昔の仲間、浪人崩れの立花金五郎が現れる。昔の素性をネタに吉松を脅迫する金五郎。度重なる金の無心に遂に吉松は金五郎を殺害。妻子を捨てて、旅に出る。

　３年がたち、江戸に戻った吉松はさっそく加賀屋を訪ねるが、加賀屋の屋敷は３年前の大火事で跡形もなく、家族の行方は誰も知らなかった。とりあえず口利き屋の元に草履を脱いだ吉松は前非を悔い、酒も女もせず一心不乱に働くが、そこは誰もが羨む男伊達の吉松、口入屋の娘、お花が嫁にしてほしいと言い始め・・・



保管スペースがないため、プラケースを廃棄し、CDを別のプラケースに入れていますので、「傷や汚れあり」としていますが、再生には問題ありません。

詳細な解説と口演速記のブックレットが付属しています。



#広沢虎造#祐天吉松#浪曲#浪花節#CD・DVD