「大学への数学1　ニューアプローチ」
藤田宏・長岡亮介・長岡恭史、研文書院、定価1845抜
1998/5/20 ５刷のもの。

研文書院の硬派な参考書「黒大数」の姉妹編、ニューアプローチ。文英堂の「理解しやすい数学」シリーズでお馴染みの藤田宏さんと、藤田ゼミ出身で「総合的研究　数学」という参考書の執筆者でもある長岡亮介さん、その弟君である長岡恭史さんという豪華な執筆陣！
この数学Ｉは、ⅠA、ⅡB、ⅢCというカリキュラムに変わってからのもの。内容は以下の目次をご参照下さい。
〈目次〉
A基礎理論篇
　二次関数
　図形と計量
　個数の処理
　確率
　数と式
B演習問題篇
　二次関数　ほか
　発展問題
C探究篇

藤田宏
明治大学理工学部教授、東京大学理学部名誉教授。学生時代にすでに数学教育の重要性を認識。本書の前身「東大への数学」を執筆、研究教育・学術行政の要職の合間をぬって、数学教育国際委員会日本代表、文部省教育課程審議会委員、数学オリンピック財団理事長なども歴任され、数学教育に関し国際的・国内的に活躍していらっしゃいます。

長岡亮介
大東文化大学法学部教授。「東大に入って最も良かったことの１つは藤田宏先生にめぐりあえたこと」ということで、「大学への数学」との出会いも、藤田ゼミ時代。技術的数学に飽きたらず、その意味を求めて「数学史と数学教育にさまよい込んだ」ということで、今では「趣味は数学教育」だそうです。東大や早大でも講義をなさっているので、先輩たちには、先生に習った人もいるかもしれませんよ！

長岡恭史
駿台予備学校教科専任講師。大学を出て、最初は、駿台甲府高校で教えていらっしゃったのですが、いまは有名な「スンダイ」の先生です。若い情熱と誠実な教え方で、生徒の信頼と尊敬を集めていらっしゃいます。受験指導の現場を数多く経験した立場から"使いやすく""わかりやすい"「大学への数学」のために多くの提案を出して頂きました。なお、先生は長岡亮介先生の弟さんです。

☆古き良き、珠玉の叡智で生涯学習。ご隠居レトロ参考書シリーズ。

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