「われらテレビ乞食」

著者：永六輔
発行所：白馬出版
発行：昭和48年10月10日
定価：450円

ご覧いただきありがとうございます。

永六輔さんがまだ40歳の頃に出した本です。

永六輔さんと言えば、ラジオの時代から放送作家として活躍を始め、テレビ放送開始前からテレビに関わり、また中村八大さんと組んで作詞家として坂本九さんが歌った「上を向いて歩こう」が大ヒット。（アメリカでも大ヒット。）他にも水原弘さんの「黒い花びら」や梓みちよさんの「こんにちわ赤ちゃん」他にも沢山あります。そんな売れっ子作詞家でした。

古今の芸人に詳しく親交もあり、また俳優や歌手等その広い交友関係がありました。それがこの本の中に納められています。黒柳徹子さんは生涯の友人だったようです。他にも沢山います・・・

作家として「大往生」が1994年にベストセラーになりました。

永さんと言えば、ラジオ番組への出演だと思います。
私が初めて聴いたのも「土曜ワイドラジオTOKYO」でした。その後も「永六輔の誰かとどこかで」「パックインミュ-ジック」のパ−ソナリティ等々・・・

江戸っ子と言うのか、気が短くてしょっちゅう喧嘩して、番組も辞めちゃった人でしたが、心根は優しく、反骨精神は旺盛だった方だと思います。

こうした活動範囲が広く、多面性を持った方なのでとても全てを紹介出来ませんが、私はこの人と同じ時代に生きたことを幸せだと思います。

芸人とは何か?その歴史から考え「河原乞食」の生き方に拘った持論が展開されます。そしてテレビの時代となり、芸人の存在も変わったことも認めるのです。

そんな人の書いた本です。
一寸読んでみてください。
今から50年前に活躍していた芸人さんたちを永六輔さんが感じたこととして書かれています。

※発行から50年が経過しているため、本自体に歪みがあったり、焼けや汚れも結構あり、本としては痛みが多いです。ご理解された方のみご購入下さい
なので値段も最低価格とさせていただきました。
永六輔さんに興味のある方に読んでいただければと思います。

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