レトロな薫りを漂わせて優しい雰囲気で昇華する絣の世界...。

飾らないレトロを歌う生壁色×多彩な色で粋な縦縞を広げて横縞のように段々と漂う霞に瞬く星に見えてくる擦れた四角の文様を宿し、見る角度や所作で颯爽と翔け、次々と瞬く星が巡るかのような躍動を生み、独特のシャリ感と程よい透け感で涼を運び、自然と美しさが昇華する世界を花開く、“紗紬”伝統工芸士 大城友子 夏着物正絹仕付け糸付 壁上布琉球絣でございます。

撮影のため一度着付けた“あなただけに開かれる”真新しい一品。

下にお召になられましたものの透けをカバー、直接、着物への汗などの汚れを付きにくくし、お尻あたりの背縫いの縫い目や布にかかる力を軽減、後姿も美しく見せる居敷当付き。

ミシン製とは一味違う“手縫仕立て”ならではの馴染みの良さ、肌当たりのやわらかい“正絹”素材の心地よい抱擁もじっくりと味わいたい魅力。

～琉球絣～
およそ６００種という多彩な図柄を持ち、琉球王府時から伝わる御絵図帳をもとに職人たちが現代の感覚を取り入れて作りあげる“本場琉球絣”。
糸を染め上げる際は、図柄をもとに模様部分を1カ所ずつ手括りで締め上げ、織りは、緯糸を経糸の間に道具を投げ込んで手作業で織っていくという昔ながらの技法で日々1～2メートル位ずつを職人が丹念に織り上げる。大変手間がかかる織工程を経て生み出される風合いは、爽やかな涼感と共に懐かしくもあり新しいオリジナル感が溢れます。

“壁上布”って？
琉球絣は様々な素材、糸質、織技法を駆使して独自の発展を遂げてきました。中でも夏物に使われる透け感を演出した織物はその独特のシャリ感からカベ上布と呼ばれています。

“優しい雰囲気で昇華する絣の世界”、袖を通して堪能しましょう。


採寸表
身丈 ： 157cm（肩から）
裄　 ： 63.5cm
肩巾 ： 31cm
袖巾 ： 32.5cm
袖丈 ： 49cm
前巾 ： 22.5cm
後巾 ： 28cm
素材 ： 正絹(単衣)
折代 ： 身丈(内揚げ 前5.5cm・後6.5cm)　裄(身頃側：1.5cm・袖側：2cm)　袖丈(4cm)

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