発行　紀伊國屋書店
発行日 1972年11月15 日　初版 6刷
　　　※1刷は1965年11月25日

弱者の文学であった戦後詩・詩人を鋭く批判し、強力な詩人格の確立を促した寺山修司(当時29歳)渾身の詩論！


戦後詩　目次
1.戦後詩における行為
　代理人/書を捨てるための時代考察
/われわれはもっと話しかけるべき
　ではないか/実証不能の荒野へー/
自分自身の失踪

2.戦後詩の主題としての幻滅
　「荒地」の功罪/わたしは地理が
　好きだった/おはようの思想化

3.詩壇における帰巣集団の構造
　読みたいの、読まれたいの/今夜
　限り世界が----?/詩人の公生活

4.飢えて死ぬ子と詩を書く親と
　人生処方箋/難解詩の知的効用

5.書斎でクジラを釣るための考察
　戦後詩の代表作/西東三鬼/塚本
　邦雄/星野哲郎/谷川俊太郎,岩田
　宏/黒田喜夫、吉岡実

現品は紀伊國屋書店が発行した新書版オリジナル仕様の6刷。自宅保存52年で、やや経年劣化、軽い折れ、薄い汚れは有るものの、ビニールカバー付属の為、表紙周りは比較的良好です。(画像1,2,7はビニールカバー無し撮影、画像3,4はカバー付き)