新潟県塩沢地方で織られている絹織物で「塩沢」と名のつくものには「本塩沢」「塩沢紬」「夏塩沢」の３つがあります。いずれも模様は絣・縞柄・無地などで混同されがちですが、本塩沢は御召、塩沢紬は紬、夏塩沢は盛夏用です。
単衣といえば塩沢と言われるほど人気があり、さらっとした着心地のよさで定評があるのは本塩沢で、緯糸に強撚糸を用い、織り上げた後に湯もみすることで、繊細なシボのあるシャキッとした感触の生地になります。またの名を「塩沢御召」ともいい、着物ファンなら一枚は欲しい、腰のあるシャリ感とすっきりとした柄行きが単衣に最適な素材です。
証紙(反端)を紛失してしまいましたのでお安く出品いたしますが、お手に取っていただければ、その質感から本塩沢とおわかりいただけると思います。

こちらは細かい縦縞の黒地に飛び柄で波兎文様を織り出した、粋な中にも可愛らしさのある、大人女性の遊び心をくすぐる一枚です。

◆身丈(背中心)　161.0cm
◆袖丈　49.0cm
◆裄　67.5cm
◆前幅　24.5cm
◆後ろ幅　30.0cm
◆広衿・ホック式
◆背伏せ付き

透ける心配がないので居敷当は付けておりません。
着用後、丸洗いクリーニング済みの美品です。新品同様に気持ちよくお召しいただけます。
シックな地色は帯や小物によってイメージが変わり、年代を問わず長くご愛用いただけます。すっきりした縞柄にあっさりとした柄付けは帯合わせもしやすく、さまざまな着こなしをお楽しみいただけるでしょう♪
画像5枚目以降は、帯のコーディネート例です。

【A】艶やかな真紅の塩瀬で印象的に
【B】エキゾチックな染め名古屋でシックに
【C】紬には鉄板の織り名古屋で女性らしく
【D】いづくらの織り名古屋で個性的に
【E】グラデーションの縞柄でカジュアルに

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