US カセット テープ
cassette tape
Made in USA

George Harrison ジョージ ハリスン
『想いは果てなく〜母なるイングランド』
Somewhere in England
Produced by George Harrison & Ray Cooper

Ganga distributors 1981
Dark Horse Records

ジョージ・ハリスン　1981年ダークホースレーベルからの１枚。当初の発売予定は1980年。前作「慈愛の輝き」のセールス不振を理由に販売元であるワーナーより収録曲とジャケットの差し替えを命じられ、その作業中にジョンの訃報が飛び込むというこのアルバムにまつわる逸話は有名ですが、クラプトンやエルトンジョンなどのバックも務めたパーカッショニスト、レイ・クーパーによるプロデュースがどこか南国志向を感じさせる開放感を生み出していて、そんな裏事情も忘れさせてくれるような魅惑の名盤。

ジョンへの追悼曲としてリンゴ、ポール＆リンダ、デニー・レインが参加した「ALL THOSE YEARS AGO」が何といってもこのアルバムのキモと言えますが、ホーギー・カーマイケルの「ボルチモア・オリオール」そして「香港ブルース」等の収録曲も素晴らしい。
数々のカヴァーを生み出し、ここ日本でも細野晴臣もとりあげた。


1980年12月8日にレノンがニューヨークで射殺される事件が起き、再び楽曲制作に取り掛かっていたばかりのハリスンは、リンゴ・スターに提供予定にしていた楽曲の歌詞をレノンに捧げるものへと書き替え、再録音。こうして出来上がった楽曲には当時ウイングスとして活動していたポール・マッカートニーと妻リンダ、デニー・レインもコーラスで参加し、大きな話題を呼んだ。