振り返れば
1967年に松田光弘がNICOLEを立ち上げ
その2年後に川久保玲が
COMME des GARCONSを
そして1970年にBIGIが創業。
その後レディースラインから
メンズラインへと活動の場を広げ
加えて 才能豊かなデザイナーたちが
新しいメンズブランドを誕生させていった。
1974年にmonsieur NICOLE
1975年にMEN'S BIGI
MEN'S BA-TSUにarrston volaju
1976年にGRASS MEN'S
1977年にMEN'S MELROSE
1978年に
COMME des GARCONS HOMME
ISSEY MIYAKE MENに
BARBICHEとABA HOUSE
1979年にY's for men
PASHUにBERGMAN...と続いていく。

こうした黎明期のメンズDCブランドに
流行の先端を行くイノベーター層が
街なかに颯爽と登場することで
「ただ外出するための服」から
「個性を主張するための服」へと
洋服そのものの概念を変えていった...
それが1985年のメンズDCの
爆発的人気につながったと確信しています。

そんな時代背景のdansen1981年1月号です。
寺尾聰の『ルビーの指環』が大ヒットしました。

この号の希少性は何といっても写真1枚目。
伝説のブランド“BERGMAN”のページが
とても珍しく貴重です。
このブランドは前田誠が創設時の代表で
のちにBARREAUXやGALAMONDも創設。
よく見ると
営業担当の肩書きで 宮崎隆博
（のちにBRAINSを創設）が
商品企画担当の肩書きで 村岡勝重
（のちにYIN&YANを創設）が
モデルを兼ねて写り込んでいます。
また 細川伸のPASHUの初期ロゴや
MEN'S TENORASのTENORASの
名前の由来などが載っており
大変貴重な逸品だと思います。

銀座でのファッション通の人たちの
ストリート写真では
黎明期のDCブランドを着こなす姿が
数多く見られます。

発行から43年経過のため
ヤケ・シミ・折れ等が当然あります。
中面を見ることに支障はありませんが
神経質な方は購入をお控えください。
写真最後の目次で誌面構成を確認いただき
プロフをご一読いただいた上で
購入をご検討ください。
貴重な書をぜひ手にしてみてください