ライナークニツィアの「レスパブリカ」です。

基本は手札に同じカードを集めてあがる＝得点に変換することを目指すゲームなのですが、異民族の交流をテーマにしており、互いに言葉が通じないということで、これとこれを交換しようという直接の交渉ができないようになっています。
なので何々が欲しい(だけど自分が出せるカードは言えない)というような、一方的な宣言をお互いに繰り返してカードを集めていきます。独特のプレイ感があってクニツィアらしいジレンマが楽しめます。

これは復刻版で、元はローマとその周辺をテーマにしていたのが、中央ヨーロッパの民族のみ(ローマ的には蛮族？)に変わっています。絵柄は白黒でかなりそっけないのですが、テーマ的には初版の方が好みで、こちらは結局遊びませんでした。メビウスゲームズさんのホームページからこのバージョンの日本語ルールがダウンロードできます。