最近の印泥は西泠印社製であっても品質が安定せず、しかも練ってみないことには良し悪しがわからないため、もはや印泥選びは運試しの感すらあるものになってしまいました。ところが運試しと思って割り切ろうにも値上がりであまり手が出るものではなくなっています。
こちらは少なくとも10年は昔の印泥です。いつ頃買ったのかずいぶん昔のことではっきり覚えていませんが、封もあげずに使わずしまってありました。今回撮影するために包装紙だけ取ったものです(印泥本体のフィルムには触れていません)。古い印泥によくある黒い点や、カビなどありません。
付属のヘラも今ではプラスチックのヘナヘナのものになってしまいましたが、これは箱の小鉤も含めて骨製です。
もう今ではなかなか手に入らない品だと思います。
安定しない今時分の製品ですら某通販サイトでは17000円前後の価格帯のようです。
使わずに大事にしまって品質も落とさずに管理してきましたので、値段にご納得いただける方にお使いいただきたいと思います。

最近は値段の手頃な印泥メーカーも散見されるようになりましたが、昔は西泠印社一択だったように思います。しかしやはり餅は餅屋の品質でした。
この印泥もきっとご満足いただけることと思います。

・品物の性質上、返品はお受けいたしかねます。
・自然光で撮影しましたが、お使いの環境で色が異なって見える場合もあろうかと思います。あくまで主観ですが奇麗な、これぞ箭鏃という鮮やかな色です。
・包装紙に偽物防止のシールがついていますので、この包装紙も一緒に発送いたします。
・最も合理的だと判断できる方法で発送します。
・値段交渉は応じかねます。

ご覧いただきありがとうございます。