【Super special】　

40年代頃のFOREMOSTの
デニムジャケットになります。
バックルバック付き、
1ポケの1stタイプになります。

FOREMOPTは生地感が素晴らしく、
パッチが残っていれば、11オンスの表記があり、非常に肉厚な生地感になっております。
これは506XXの10オンスよりもオンスが
高いことを示しております。

そして、こちらの個体は
かなり珍しく、
初期型の掛けボタン、
デカ目のポケットが付くタイプ
ボックスステッチ大きめ、
袖、ポケットフラップ裏リベットなし、
ですが、バックルバックが付く個体になります。

と言いますのも、後期型の個体になれば、
ボタンはスナップ仕様になり、
バックルが省略され、
袖や、ポケット裏のリベット等も
50年代以降のものが使われ、
ボックスステッチは大きめの物が多いです。

また、大戦時期であれば、
通常のボタンもあれば、
刻印の入らないシンプルなボタン
ボタン裏アルファベット刻印の無い
ツープロングのボタンetc…
こちらの個体はボタン裏D刻印になります。
（D刻印は後期型のボタン裏に多いかと思います）

通常、FOREMOSTは古い個体になると、
大きめのポケット
掛けボタン、リーバイスも同様ですが、
ボックスステッチが
小さくなり、若干ですが下位置に下がります。
そして、丸形状の古いリベット等が各場所に
付く個体が多い中、
こちらは省略されております。

長々とわかりづい文章で申し訳ございませんが、リベットがつかないことがこちらのジャケットの一番珍個体な部分です。
通常であれば、初期型、後期型、対戦の時期であっても、袖や、フラップ裏にはリベットが打ってあるかと思われます。

こちらは単に初期型から後期型への移行期という訳でもなさそうなのです。
ディテールの年代等を考えますと、
後期型のディテールや初期型のディテールが
ごちゃ混ぜの珍個体です。
おそらく初期型の時期に、早い段階で
後のディテールを混ぜて作られた
後期型へ移る段階の試作品（プロト）か、
リーバイス同様、工場の違いでの
変わったディテールか。
何れにせよ、40年代であろうことは
確かでございます。加えて、
物珍しい個体と言ったところに
なるかと思われます。

かなり気に入っておりましたが、今回、
諸事情の為泣く泣く放出致します。