表紙右上に小ヨレ、最初の数ページおよび奥付のページに若干の開き癖がありますが、ほぼ未使用のままカバーをかけて保管していましたので、全体的にきれいな状態です。書き込み・線引きはありません。



『日本語教師のための言語学入門』

小泉保

大修館書店

1993年7月10日初版

定価2750円



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日本語教育に必要な言語学の知識をまとめた１冊



日本語を外国人に教えるに当たって心得ておくべき言語学全般にわたる基礎知識と、実際に教える際に役立つ日本語の諸事象についての分析方法を説いた、本格的入門書。具体例に則したわかりやすい説明と、各章末に付した練習問題により、初学者にも確実に日本語教育のための言語学の初歩が身に付くよう工夫した。日本語教育能力検定試験にも役立つ一冊。



目次

序　章　言語学と日本語研究

　　言語学の研究対象／日本語と言語学

第１章　音声学

　　声の道／声の源／のど笛〈咽頭〉／発音器官／子音／母音

第２章　音韻論

　　音素の規定／音素の抽出／音素体系／音素の配列／音節

第３章　形態論

　　形態素の認定／形態素の種類／異形態の交替／

　　形態的操作／言語の類型／文法的カテゴリー

第４章　統語論

　　文の分析／単文の構造／複文の構造

第５章　意味論

　　語の意味／文の意味／意味論補遺

第６章　語用論

　　語用論の研究分野／直示／推意／前提／

　　発話行為／会話の規則

第７章　文字論

　　表音文字と表意文字／表音文字・表意文字／漢字と仮名



　　日本語学への入門書／主な参考書と引用文献／索引