伝説的ワークブーツ、875。
875に使われた革は、時代によって表情を変えました（革の舐めし方の変化などにより）。
時には黄金のレザー(9875やかなり初期の875が特にいい例です)
時には赤みを帯びたレザー(半円犬タグの875や8875がいい例かな？)のように。
そしてこのブーツは……。レッドウィング史上最もオイルを帯びたレザーの一つである、
フルグレインレザー“オロイジナル”時代の875です。
レッドウィングの革の中でも特に肉厚で、油分を多く含み、
着用すると油分が移動するので「プルアップレザーに近い感じ」とも評されます。

その証拠に、サイドには「犬刻印」と呼ばれる刻印があります。
「犬刻印」とは、1996年後半から1997年いっぱいまでの期間に
レッドウィングのアイコンとも言える「アイリッシュセッター」の刻印のこと。
たった一年しか製造されなかったことから、その価値は年々上がっています。

サイズは8E。日本サイズにして25.5~26.5位ですかね。
幅広いデザインになっておりますので、甲高幅広の日本人の足にピッタリです。

ただでさえ希少な875ですが、当商品はさらにレアなカスタムを施しております。
・ソール交換(イギリス製ヴィンテージソール&革製積み上げ)
・紐をロウビキのヴィンテージライクなシューレースに
先芯も抜いた(フラットボックス化した)かもしれませんが、これは定かではありません。
カスタム総額3万程でしたが、兎角かっこいいです。
アンティークやベックマン風の激渋カスタムですね。そこに輝くように鎮座する犬刻印……。
レッドウィングマニアは卒倒ものです。

パイピングの劣化、インソールの沈み込み(6割ほどです)など、
経年劣化はありますが、カビの匂いは現在なく、革は非常に良いコンディションです。
これからも傷んだところを治しつつ愛用していける、まさに一生モノのブーツかと思います。

オロラセットは、オイルを多く入れてあげると、ツヤツヤのムッチムチの激味レザーになります。
ですが、丸洗いをしたり、オイルをあまり入れないと、革本来のオイルが滲み出て、
これまた激渋レザーになります。ともかくこのレザーは面白いんです。
どうかこのブーツを大事にしてやってください‼︎‼︎

激レア品につき、ノークレーム・ノーリターンでお願い致します。

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