16代永楽善五郎の即全と懇意な某お茶人さんが別注にてよく特別制作を依頼されていたそうで、そのような中使われておりました最高峰の桐箱です。

視覚だけでなく手にすると細部にまで神経が行き届いた素晴らしい箱であることがよくわかります。まっとうな箱屋や指物師に注文した場合、当時で間違いなく5万クラスです。まっとうな箱の製作は未だ機械で出来ない職人の完全手仕事ですので注文価格は時代に左右されて下がる事はないですし、家具でさえ現在は軒並み3割近く上がっておりますので今注文したら物価高や希少資材枯渇にて幾分高いかもしれません。　

箱を見ると分かりますが希少な根杢を使用し、その中でも目肌が非常に良いものを使用し全面水面のようにしっとり輝いております。桐箱の最高峰と言って遜色はないでしょう。

コンディションとしましては歪みや傷は無くまた、二重箱に入っていた為ヤケ等はなくまるで新品のような色合いです。そのまま使用するのも良し、箱屋に頼んで銘を削ってとっておきのお品を入れてみては如何でしょうか。内寸幅約13.2㎝×13.2㎝、深さ約9.5㎝。既にリーズナブルにしていますので値下げはいたしません。