「偶然の殺意」
中町 信
定価: ￥ 690

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ひとこと
『模倣の殺意』『天啓の殺意』でハマった中町信さんの著書・３冊目を読了しました

当初『浅草殺人案内』として発表されましたが、『偶然の殺意』と改題して刊行されました

あらすじとは、浅草で鮨屋を営む山内とその母・タツが、鴨川と浅草を舞台に起こる連続殺人事件を推理していく、というものです

登場人物が極めて少ないのが特徴です

プロローグが既に罠ですが、読み進まないと全く気づけません
東野圭吾さんなどを読み慣れている方にはとても馴染みやすい展開だと思います

最終章を待たずして真相にたどり着けそうな方はもう一度プロローグを読み返して、真犯人とその動機が条件に合致しているか確認してみてください

また早々に真犯人がわかった方はあらためてプロローグを読み返すと「なるほど」と思わされる筈です

著者の代表作『模倣の殺意』や『天啓の殺意』とはひとあじ違った「（いい意味での）普通のミステリー」を堪能できると思います

※購入後、カバーを外して市販の布製ブックカバーをつけて一読しました
汚れや傷みは見当たりませんが中古本であることを了承の上ご購入ください

よろしくお願いします