「八丁堀の狐」4巻、
「八丁堀の狐」8巻 計12冊 ①「八丁堀の狐」4巻
北町奉行所与力「狐崎十蔵」は、馬庭念流電光の剣や起倒流柔術の荒業を駆使して江戸の町中の悪を退治する。
起倒流の門下生時代に、時の老中「松平定信」がおり、定信が老中首座の間は定信の為に働いたが、定信が失脚後は詛の反動で1人の配下も無く、静かにただ独りで悪に食らいつき、江戸の悪党どもからは「八丁堀の狐」と呼ばれて恐れられていた。
そんな中、本所、品川、八丁堀で町奉行所同心が続けざまに惨殺され、面子を潰され下手人の捕縛に躍起になる町方同心たちをよそに、十蔵は本所鐘桜下の博打打ち、「般若の五郎蔵一家」を執拗に追う。十蔵の狙いは江戸八百八町の町人をむしばむ麻薬「稲妻」だった。売人を泳がせ、五郎蔵一家の背後に、八百石小普請の旗本が潜んでいることを突き止めた十蔵。だが、そこで用心棒を務めるのは同心殺しの人斬り浪人であった。迫り来る迅速の殺人剣。
やがて十蔵は、奉行所で唯一の協力者隠密同心「狸穴三角」、女スリの「お吉」、お吉の子分「猪吉」、「鹿蔵」、「蝶次」、元五郎蔵一家の代貸し「伊佐治」を配下とし、お吉の経営する閨の媚薬・秘具の店の地下に「隠し番屋・狐の穴」を作り、悪を退治する痛快活劇です。
②「八丁堀の狐」（8巻）
前4巻に続く、八丁堀与力狐崎十蔵と、隠し番屋・狐の穴の面々が、江戸の町で蠢く悪に挑み成敗する痛快活劇です。
古本屋やネット等で購入した物で、日焼けによる弱冠の変色、表紙にも弱冠の擦り傷は見られますが、落書きや破れ等は無く、読書するのには何ら支障はありません。