ジャパンビンテージ市場に滅多に出てこない超希少なJagard JD-60です。
調べましたが、JD-600の情報しか拾えませんでしたが、
ほぼ同等です。（違いは多分ペグくらい）
素晴らしい材が使われており、
トップ：スプルース単板
（とても目の詰まったさざ波の様な杢目の素晴らしい材です）
サイド：ハカランダ
バック：ハカランダ+メープル（トラトラのフレイムメープル）
ネック：マホガニー（ダイヤモンドボリュート）
指板：エボニー（マカッサルエボニー？）
ブリッジ：エボニー（マカッサルエボニー？）
ピックガード：エッジがテーパー加工されたべっ甲タイプ（高級感あり）
ボディバインディング・サウンドホールロゼッタ及びバックに木象嵌
ポジションマーク・ブリッジ装飾：本物の白蝶貝（マザーオブパール）
ヘッドマーク：インレイ（材不明）
とフルフルスペックです。
ペグ：交換されています（動作スムース・ピカピカ奇麗）
ブリッジピン：エボニー（真鍮及びアバロンドット）
S.Yairi SD-304やCat's eyes CE-800等と同程度の材ですネ。
さすがは寺田楽器。
造りも良く内部まで手抜きが有りません。
サウンドはハカランダならではの低音ドーン、
低中音の深い鳴り、高音キラリーン。
M社宜しく倍音とロングサスティーン。
それに混ざるG社宜しくアタック感のあるサウンドでリズムも取り易いのです。
バックのメイプルのおかげなのでしょうか。
（デザインだけでは無いのですネ）
爆音で鳴ります。
状態は、
ボディサイド・バックに薄く白濁がありますが、
素晴らしい杢目は健在です。
一部白濁が目立つ部分は杢目を隠さない様にして、
軽く塗装を吹き目立ち難くくしています。
ブリッジは片側角が少し浮きがありましたが、
タイトボンドを入れクランプしました。
トップに薄くやけのこりがありますが、
シール跡ではなくフワッとした感じで、
嫌らしくは無いです。
ナット幅：約43mm
ナット：牛骨（調整済みでとても弾き易い）
ブリッジサドル：牛骨
フレット：約9割り以上残
弦高（約）：12F6弦2.5mm・1弦2.1mm
（ネックの状態は素晴らしく、サドルにかなり余裕有り）
ハードケース：古い物でおまけ程度ですが付属いたします、
清掃及び補修済みでまだまだお使いいただけます。
※説明分はコメント欄に続く。