モーツァルト　2枚組

disc1

①ヴァイオリン協奏曲 第1番 変ロ長調 K.207

②ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K.216

③ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 K.218

④アダージョ ホ長調 K.261

⑤ロンド ハ長調 K.373

disc2

⑥ヴァイオリン協奏曲 第2番 ニ長調 K.211

⑦ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K.219「トルコ風」

⑧協奏交響曲 変ホ長調 K.364



アルテュール・グリュミオー（ヴァイオリン）

アリゴ・ペリッチャ（ヴィオラ：協奏交響曲）⑧

指揮：コリン・デイヴィス

ロンドン交響楽団　①②③⑥⑦⑧

録音：1961、62、64年（ステレオ）

指揮：レイモンド・レパード

ニュー・フィルハーモニア管弦楽団　④⑤

録音：1967年（ステレオ）



グリュミオーとハスキルのコンビによるモーツァルト：ヴァイオリン・ソナタ集同様、グリュミオーのまさに全盛期の演奏です。デイヴィスとロンドン交響楽団もまさにいぶし銀の名演で裏方をしっかり支えていて、演奏全体としての完成度や雰囲気も満点です。モノラル時代の旧盤を好まれる方もありますが、総合点ではやはりこのステレオ録音盤を採るべきでしょう。グリュミオーが手にしているのはストラディバリウス『ティティアン』という名器、豊穣で柔らかな音色は「美音」という形容だけではたりません。ジャケットのデザインはやや味気ないですが、協奏交響曲変ホ長調K.364やアダージョ ホ長調K.261、ロンド ハ長調K.373まで収録された徳用盤です。



ピアノ協奏曲に比べると、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲はマイナーな存在だですが、そこは天才モーツァルト。ヴァイオリン協奏曲も聴きどころ満載でハイレベル。それにしても、このグリュミオーの音の綺麗なこと！まさに「美音」である。快活なモーツァルトの曲にぴったりである。



グリュミオーの端正で優美なモーツァルトを満喫できる至上の演奏です。最もモーツァルトの音楽の喜びを味わわせてくれる名演です。アインシュタインは「死とはモーツァルトを聴けなくなること」だと言ったそうですが、グリュミオーを聴きながら死にたいと思う方も多いはず。



輸入盤

★盤面すれ目立ちますが再生問題無し



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