高橋由一の本2冊で厚さ3.5㎝程度

近代洋画の開拓者 高橋由一　2012年 252ページ　付図1枚付属　背表紙やや色あせ。
近代を写実せよ 三島通庸と高橋由一　平成26年 187ページ

ごあいさつ
《鮭》や《 花魁》 を描いた画家として知られる高橋由一は、 1828年、江戸に生まれました。 20代半ばには洋画を志すように なりますが、当時は油絵具もキャンバスも目にすることすらでき ない環境でした。 ようやく洋画家として認められるようになるの は、明治維新後、丁髷を落とし、 「由一 」 と名乗るようになった 頃からです。 その時すでに40歳を超えていました。 絵が好きで 画家になりました、 といった甘い考えではなく、 洋画を普及する のが自分の果たすべき使命だという強い自負をもって活動をは じめました。 画塾を開き、 展覧会を催して新作を発表。 また、 美術雑誌を刊行し、ユニークな美術館建設構想も抱きました。 日本には洋画が必要なのだ、ということを必死になって世間に 訴えたのです。
本展では、幕末に描いた博物画、 毎月新作を発表し最も 充実していた明治初年の作品、 東北に仕事を求めた後期の 風景画など、 代表作を網羅し一堂に紹介します。 また創作の 着想源となった広重や司馬江漢の作品、あるいは由一自身が 記録として残した史料類もあわせて展示し、その足跡をたどりま す。時代を先取りし、奔走した 「近代洋画の開拓者」 高橋由一 の魅力を感じていただければ幸いです。
本展の開催にあたり、貴重な作品をご出品くださいました ご所蔵者の皆様、ならびにご協賛、ご協力を賜りました関係各 位に心から御礼申し上げます。
主催者

表紙小傷、小汚れ。もちろん読む分には問題ありません。

なお細部に至るまではチェックしきれない場合がありますので、書き込み・線引き・記名・蔵書印・値札等ある場合があります。ご理解の上、ご購入下さい。