2000年　309P　第2号

『熊楠研究』は、和歌山県田辺市にある南方熊楠邸保存顕彰会 の委嘱をうけて、南方熊楠邸に保存されている資料の整理にあた っている南方熊楠資料研究会の編集する年刊の論集です。
研究会の会員が、整理作業のなかで発掘した資料を、翻字や写 真などで紹介し、あわせて、それらに関連する研究を掲載する とを、おもな目的としています。


南方熊楠は、和歌山県が生んだ博物学の巨星。植物学・菌類学者としてのみならず、民俗学の創始者、19才から14年間アメリカ、イギリスなどへ海外遊学、10数ヶ国語を自由に使いこなし、国内外に多くの論文を発表し、日本に「ミナカタ」ありと世界の学者を振り向かせました。天文学、鉱物学、宗教学などにも多くの足跡をのこしています。
生涯在野の学者に徹した熊楠の活動・研究範囲は非常に広範囲にわたり、現在も全容が解明されておりません。

中古品ですので傷・黄ばみ・破れ・折れ等経年の汚れはあります。表紙小傷、小汚れ。
もちろん読む分には問題ありません。45451新

なお細部に至るまではチェックしきれない場合がありますので、書き込み・線引き・記名・蔵書印・値札等ある場合があります。ご理解の上、ご購入下さい。