●型番: TSR-18000PA
●ギア比: 4.4
●最大ドラグ力(Kg): 25
●自重(g): 928
●スプール径(mm)/ストローク(mm): 77/26
●糸巻量PE(号-m): 5-555、6-420、8-295
●糸巻量ナイロン(号-m): 10-295、12-240、14-200
●糸巻量ナイロン(mm-m): 0.52-295、0.57-240、0.62-200
●最大巻上長(cm/ハンドル1回転): 106
●ハンドル長さ(mm): 85
●ベアリング数BB/ローラ?: 12HPB+1RB

TESORO=イタリア語で宝物を意味する。
イタリアでは恋人を呼ぶ時にも使う言葉だそうだ。
これはOKUMA開発陣からのアングラーへの思いを如実に表している言葉だろう。
テソロはあらゆるソルトウォーターゲームでの弱点を最大限克服するという目標を掲げ開発されたリールでありなぜ恋人なのだろうか？

考えて見て欲しいのだが、まず昨今のソルトウォーターゲームにおいてショア、オフショア共にアングラーの成熟や離島・秘境エリアの開拓によって遭遇する魚のサイズが大型化してきた事があるだろう。
千載一遇のチャンスにリールの破損があっては話にならない。
世界の海で酷使されてきた異次元のタフネスを共に戦う伴侶に選ぶべきではないだろうか。

少し視点を変えた話をしよう。恋人を追い求める事とビッグフィッシュを追い求めるシーンを重ね合わせてみて欲しい。
交通費、宿泊費、船代、渡船代、移動時間…時には身を削って費用、時間を捻出しなければ狙ったタイミングでその場に立てない時もあるだろう。
時には何をやっているか分からなくなり不毛とも思える行為をやり続けるか辞めるかはアングラー次第だが獲るアングラーというのは間違いなくその行為をやり続けた側の人間だろう。
すべてを覆す出会いを求めて理屈ではないと言う部分では恋人へのアプローチと同じなのではないだろうか。
そんなアングラーの心情をサポートするリールなのである。

その特筆すべき機能をいくつか紹介するとすれば、まず極太チタンメインシャフト／ヘビーデューティーワンピースソリッドベールだろう。
リールの中心として居座るそのシャフトとベールは実質剛健、不動のタフネスになっている。
PEラインの進化によりハイドラグファイトが可能になった現代のビッグゲームシーンにおいてリールにかかる負担はとてつもなく過酷であるがこのメインシャフトとベールは耐え抜くのである。

もちろん防水面の防御力も半端ではない。フルウォータープルーフボディという現代の鎧を身に纏ったその防水機構はIPX7レベルの防水力で、1ｍの深さで30秒海水に浸かっていても内部への水の侵入を遮断しアングラーはファイトに集中する事が可能となっている。

リール心臓部にはスピニングドライブギア素材としては高次元の強度を誇るアルミ製銅特殊C6191をマシニング加工したアルミ製銅大口径マシンカットドライブギアを搭載しビッグフィッシュとの過酷なラフファイトにも対応する仕様となっている。

RISING FROM A LINEAGE OF STRENGTH
OKUMAタフネスの系譜を脈々と受け継ぐこのリールを手にビッグフィッシュへのチャレンジの扉は開かれている。