【タイトル】青いギター（ジョルジュ・ブラック）

【印刷物】ヴィンテージアートブック「講談社版アート・ブックス（33）ブラック」からの切り抜き

【印刷物説明】この本は、講談社の前身である大日本雄弁会講談社より昭和30年（1955年）に出版されたされた初版本です。富永惣一による編集と解説で、フランス人画家ジョルジュ・ブラック（1882〜1963）の作品がカラーで掲載されています。
キュビズムで名を馳せたブラックのこの作品は1912年のもので、キャンバスに紙の印刷物を部分的に貼るなどの新しい技法（パピエ・コレ）を用いてキュビズムの新局面を切り拓いたとされています。
この「青いギター」は1943年の作品で、以下のように解説されています。「これも卓上静物の一つであるが、肉太い線や勢いの良い筆触が効いて、張りのある表現となっている。ギターを圧縮したような形に青い面と緑の面と黄色の面との色調も鮮やかであるが、これに対する後の桃色もよく働いて、階調の良い色彩効果を上げている。卓上の水差しの部分にハイライトを当てて、この明るさによって、図が重くなるのを救っている。明暗の使い分けのコントラストが鮮やかである。器物の形にとらわれず、これを絵画的に巧みに使い分ける自由自在なこなし具合が良くうかがえる。」

【フレーム】イタリアのused品。ゴールドのシンプルな木製フレームで、細かな傷や汚れなど見られますが、大きなダメージはありません。

【サイズ】
フレーム外寸195×244×16mm

【付属品】ガラス、マット、裏板、裏板留め具、吊り下げ金具、ひも（全て現行品）

＊商品は全てプロのフレイマー（額装師）によって額装されております。

＜ご注意＞古い物（アンティーク・ヴィンテージ・中古品）を扱っており、一点ものとなっております。傷や汚れ等のダメージをご了解の上、ご購入をお願い致します。