2001年　82P

開催にあたって

「相模川流域の自然と文化」をテーマとする当館は地域に根づいた活動を行い、地域の再発見・再評価をしております。

相模川により形成された平野には数多くの遺跡が眠っています。昭和10~11・35年に発掘された平塚市真土大塚山古墳は前期古墳として全国的にも知られ、 しかも「砂丘を利用した特異な古墳」として注目を集めました。平塚市民が誇る遺跡の一つで、現在でも、その歴史的意義は変わりません。しかし、ここ数年の間に畿内で新たな前期古墳が発見されるようになり、古墳時代の定義や年代を見直す動きがあります。こうした流れの中で相模川流域の古墳も再評価することが求められています。

今回の特別展では真土大塚山古墳に視点を置いて、「相武国の古墳」を企画しました。相模川流域と考えられている相武国の状況を考古学的成果に基づいて明らかにし、皆様方と地域の歴史を探っていきたいと思います。

この特別展の開催にあたり多くの関係各位からご指導・ご協力を賜り厚くお 礼申し上げます。

平成13年7月20日
平塚市博物館

中古品ですので傷・黄ばみ・破れ・折れ等経年の汚れはあります。表紙小傷。ページ小黄ばみ。21881

なお細部に至るまではチェックしきれない場合がありますので、書き込み・線引き・記名・蔵書印・値札等ある場合があります。ご理解の上、ご購入下さい。