貿易銀 1円銀貨 丸銀左打 明治十年 トーン 銀貨

貿易銀 丸銀左打 明治十年（1877年） トーン 銀貨です。強トーンが乗って、とても良い雰囲気のコインです。

【丸銀打】
貿易銀1円銀貨はもともと「貿易専用貨幣」として製造発行されましたが、明治11年より国内でも流通できるようになりました。ところが明治30年10月に金本位制の公布に際し1円銀貨の通用停止と引き換え禁止を決めました。その後、日清戦争後台湾、朝鮮では盛んに1円銀貨が流通していて、すぐに通用禁止とする事が出来ず、しばらくは丸銀の極印を打って外地でのみ通用を認めました。ところが、丸銀極印の有る無しで通用するしないと流通市場の混乱が起こった為、翌年明治31年に中止となった歴史を感じさせる稀少なコインです。

貿易銀（Trade Dollar）は貿易取引専用に発行された大型銀貨で明治8年から明治10年の3年間しか発行されず、発行枚数も3年間合計で約300万枚と少なく稀少で日本貨幣でも特別な貨幣です。貿易銀は近代日本貨幣では一番人気のコインです。

サイズは測定機器により多少の誤差が出ますので予めご了承下さい。
直径 約38.8mm
厚さ 約2.6mm
重さ 約27.2g

貨幣専門鑑定士による鑑定はしておりませんので真贋の保証は出来ませんが、目利きのある方は判断してみて下さい。

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