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光悦と楽道入・2つの楽茶碗・2人の交友/2人の作品に焦点を当て近世日本の陶芸に大きな影響を与え今なお我々を魅了する両者の芸術性と革新性の本質を辿る
商品原始頁面
商品售價 |
3,500
727
|
商品狀態 | やや傷や汚れあり |
135ページ 2006年
二つの樂茶碗 二人の交友
本阿弥光悦は樂家の二代吉左衛門常慶、三代道入の二代にわたり深い親交を結んてい る。周知の通り光悦は京都鷹峯の地を徳川家康から拝領、そこて手遊びの茶碗造りを行っ ているが、その作陶の手助けをしたのが常慶、道入親子であった。かねてから光悦茶碗を 拝見するにあたり、その釉調が樂家のものと同じところから、光悦茶碗のほとんどは常慶、 特に道入によって樂家の窯で焼かれたものであろうと推測してきた。また、光悦が残した 手紙にはそうした作陶の上での交流が極めて具体的に窺われるとともに、光悦が徳川家や 前田家へ樂家を紹介し、大名家への取りなしをしている手紙も残されており、単に作陶に 関わる交わりのみでなく、光悦と樂家人々の深いつながりを感ぜずにはいられない。光悦 の作陶はそのような交流の上に成立し、また光悦の存在はその後の樂家の作風の展開に大 きな影響を与えている。特に光悦と見近に接した若い道入は、光悦の作陶からおおいに影 響を受けたに違いなく、道入の革新的でモダンな作風は光悦から受けた精神的な影響が強 く作用したものと推察するのである。そのような視点から、光悦と道入の作品に焦点を当 て、近世日本の陶芸に大きな影響を与え、今なお我々を魅了してやまない両者の芸術性と その革新性の本質を辿りたいと思うものである。
表紙小傷。
なお細部に至るまではチェックしきれない場合がありますので、書き込み・線引き・記名・蔵書印・値札等ある場合があります。
また複数冊ご購入いただいた場合同梱発送を予定しております。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
二つの樂茶碗 二人の交友
本阿弥光悦は樂家の二代吉左衛門常慶、三代道入の二代にわたり深い親交を結んてい る。周知の通り光悦は京都鷹峯の地を徳川家康から拝領、そこて手遊びの茶碗造りを行っ ているが、その作陶の手助けをしたのが常慶、道入親子であった。かねてから光悦茶碗を 拝見するにあたり、その釉調が樂家のものと同じところから、光悦茶碗のほとんどは常慶、 特に道入によって樂家の窯で焼かれたものであろうと推測してきた。また、光悦が残した 手紙にはそうした作陶の上での交流が極めて具体的に窺われるとともに、光悦が徳川家や 前田家へ樂家を紹介し、大名家への取りなしをしている手紙も残されており、単に作陶に 関わる交わりのみでなく、光悦と樂家人々の深いつながりを感ぜずにはいられない。光悦 の作陶はそのような交流の上に成立し、また光悦の存在はその後の樂家の作風の展開に大 きな影響を与えている。特に光悦と見近に接した若い道入は、光悦の作陶からおおいに影 響を受けたに違いなく、道入の革新的でモダンな作風は光悦から受けた精神的な影響が強 く作用したものと推察するのである。そのような視点から、光悦と道入の作品に焦点を当 て、近世日本の陶芸に大きな影響を与え、今なお我々を魅了してやまない両者の芸術性と その革新性の本質を辿りたいと思うものである。
表紙小傷。
なお細部に至るまではチェックしきれない場合がありますので、書き込み・線引き・記名・蔵書印・値札等ある場合があります。
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