■商品番号: HOLOHOLO

■素材
ネオプレン
シングルレイヤー

サーフィンの神様を知ってるかい？
Rainbow Sandals（レインボーサンダル）は1974年創業のカリフォルニア州サンクレメンテのサンダルメーカー。
サーファーであり、創業者のJ.R.Longley氏がビーチに捨てられたサンダルを見つけて ”丈夫で長持ちするサンダルがあればビーチが汚れないのでは”と思い立った事がブランドの始まり。
レインボーサンダルが作るサンダルは手作業で作られており、ビーチサンダルにおいては肝となるパーツである”鼻緒”は特別に調合された接着剤を使って素材を貼りあわせ固定している。
この独自の鼻緒の製法は特許取得をしているほど強度が高いのが特徴。
質実剛健なアメリカらしい長く履けて頑丈、かつ快適さも持ち合わせた作りは半世紀の間、世界中の人々を魅了し続けてきたビーサン界の革命児的存在だ。
レインボーサンダルといえば上質なレザーを使ったビーサンが一般的なのだが、今回紹介するのは”サーフィンの神様”と呼ばれる「ジェリーロペス」のシグネーチャーシリーズ。
ジェリーロペスって何者？と思う人も大勢いると思うので簡単に彼の経歴を紹介しよう。
ジェリーロペスは1948年にハワイ、ホノルルで生まれ、世界中で『サーフィンの神様』と呼ばれるカリスマ的存在である。ちなみに彼の母は日系三世。
高校卒業後は建築士を目指すため、南カリフォルニアのカレッジに一旦入学するが、その後本格的にサーフィンを追求するためにハワイに戻り、ハワイ大学に再入学する。
より早いスピードの出るボードを開発するために自らボード・シェイプを始め、ジェリーがシェイプした極端に短いボードは『ショート・ボード』と呼ばれ世界中に普及。より早く、より深いチューブへ入るためのボードとしてスタンダード化。
1972年には自らのサーフブランド『ライトニングボルト』を設立し、ホノルルにショップをオープンさせる。その数年後にはライトニングボルトのボードが世界中にライセンスされ、世界中のサーファーの憧れのボードとなる。
また、彼はサーファーとしても一線級だが、何と俳優業もこなすマルチプレイヤー。
1980年には「シュワちゃん」こと、あの”アーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画『コナン・ザ・グレイト』にも出演しているというからすごい。
そして、サーフィン以外のスポーツにも精通するアスリートとしての顔も持つ。
1980年にはウィンド・サーフィン、1992年にはスノーボードを始めるなど、新しいことにもチャレンジし、75歳となった今でも現役のサーファー/アスリートとして活躍している。
現在はオレゴン州ベンドに拠点を置いており、パタゴニアのサーフィン・アンバサダーの役も担っている。
僕はサーフィンに関しては全く無知の領域だけど、サーフィンをやる人ならきっと知らない人はいないレベルの超すごいお方なのだろう。経歴を見ていても彼の凄さが伝わってくる。
さて、このサンダルはサーフィンの神様のシグネーチャーというだけあって、タウンだけでなく、水辺のアクティビティにもぴったりの一足となっている。
なぜなら、通常モデルとは違ってインソールにはラバーが使われているから。
ビーチサンダルとしては珍しいアーチサポート構造が土踏まずをしっかり下から押し上げてくれる感覚があるから、たくさん歩いても足の疲れを感じにくい。
ラバーソールの凹凸もまた、いやらしさを感じない程度にサンダルの存在感を引き立たせている。
だが、この凹凸のディティールは単にデザイン性を求めただけではなく、履いた時の気持ちよさにも直結している。
それは足入れした瞬間と履いて地面を蹴り出した際に実感した。
ラバーのぷにぷにの触感が足裏を刺激し、”気持ちいい～！！”と思わず声に出してしまったほどに快感なのだ。
例えるなら足ツボマッサージ用具に足を乗せた時の感覚に近い。もちろん痛くはないけど。
加えて、足裏に当たる表面積も必然的に小さくなるため、足も蒸れにくいし、ズレも起きにくい。
形状といい、唯一無二の履き心地といい、こんなサンダルは初めて！
ミッドソールは一枚のシングルレイヤー仕様でシンプル、かつスタイリッシュ。
ちなみにミッドソールにも水捌けのいいラバーを使用しており、よりフィールドに特化した入念な作り込み。
アウトソールはオリジナルで開発した滑りにくい素材を使用しているから、濡れた路面や川であれば岩場など、滑りやすいところでもしっかりグリップが効く。
そして、ビーチサンダルにおける一番の弱点は鼻緒部分の耐久性。
大抵のビーチサンダルは鼻緒部分の耐久性に難があることが多く、まず一番先にダメになる部分だと思う。
しかし、特許を取得した独自製法で頑強に作られているため、そう簡単に取れてしまうことはない。
ストラップ横にはジェリーロペスのサイン、ハワイの地図、”LIVE WITH ALOHA（アロハとともに生きる）”という文字がプリントされている。
水のアクティビティにおけるエキスパートである彼の名前を冠したモデルだからこそ、実用性を重視したディティールがぎゅっと詰め込まれた一足。
遊びでもタウンユースでも手放せない相棒となってくれることだろう。
なぜだろう、ハワイの大きな波が打ち寄せる海岸沿いの情景が目に浮かんできた。