※発送方法のご指定は出来ません。（通常はお問い合わせ番号の無い配送でのお届けになります。）
※値引き交渉や取り置き等の対応は致しません。　
※商品状態は写真とコンディション説明をご確認ください。

・商品詳細
ニーチェとの対話 ツァラトゥストラ私評 (講談社現代新書 501) 講談社 西尾 幹二
02K-240917004051006-000
9784061455016
・コンディション説明
表紙にスレ、ヤケ、シミ、キズ、水濡れ跡、傷み、天地小口にスレ、ヤケ、シミ、キズ、本にスレ、ヤケ、シミ、かどに、多数の折れ目、書き込み、水濡れ跡、等の劣化、強いイタミがあります。ご理解いただける方の購入お願いいたします。※注意事項※■毎商品チェック後出品しておりますが、中古品ということもあり、多少の書き込み等のチェック漏れがあった際はご容赦下さい。■付録等の付属品がある商品の場合、記載されていない物は『付属なし』とご理解下さい。■併売販売をしているため、在庫切れの場合はキャンセルとなります。予めご了承ください。

・参考情報
「《われわれは幸福を発明した》末人たちはそう言って、まばたきする」末人すなわち現代人に向けて、毒ある予言を呈したニーチェの警句は、《退廃》を宿命として帯びたわれわれの心を深く揺り動かさずにはおかない。本書はニーチェの評伝でも解説でもない。平板な無思想状況と人間の卑小化を予見していたニーチェと著者との《対話》を通じて、人間の生き方を問う思索と行動への書である。高貴なる精神とは何か? いま問いなおす意味は大きい。

末人の時代――人間は昔より多く理解し、多く寛容になったかもしれないが、それだけに真剣に生きることへの無関心がひろがっている。すべての人がほどほどに生きて、適当に賢く、適当に怠け者である。それならば現代人に、成熟した中庸の徳が身にそなわっているのかというと、決してそうではない。互いに足を引張り合い、互いに他を出し抜こうとしてすきをみせない。「人に躓く者は愚者」であって、「歩き方にも気を配」らなければならないのだ。人間同士はそれほど警戒し合っているというのに、孤独な道をひとりで行くことは許されず、べたべた仲間うちで身をこすり合わせていなければ生きていけない。「温みが必要だからである・・・