長野県の伝統工芸・農民美術の作品です。
大正年間に始まった農民美術作品の製作は、戦後各地で展開され、特に活動の母体となった信州上田地方で盛んに製作されてきました。

この作品は、現在、農民美術家として、また木工、漆芸等の分野で評価の高い工芸家・春原利二さんの、昭和40～50年代に製作された壁掛けです。
ランの葉の美しい曲線と、蕾や花の繊細な彫りが特徴的な優れた作品です。

展示品です。
・裏面の下の縁に、展示壁のペイントが僅かに付着しています。
・裏面にごく小さな凹みがあります。

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材　　　栃の木
サイズ　41.0×27.0×2.8cm