第二次世界大戦の終結とともに、アメリカは活気を取り戻す。
この時期、501はリーバイスを代表するジーンズとして完成の域に達することになります。
その復刻版がこの『501XX 1955年モデル』です。

このジーンズに使われている生地は、まさに日本が誇るカイハラ社製のもの。
今回、さらに進化を遂げて、オーガニックコットンを採用しました。
これはリーバイスが目指す環境への配慮と、持続可能な製品づくりの一環として行われたリニューアルです。
すべての製品開発に通じる、リーバイスのこだわりが感じられますね。

あの、コーンミルズ社が作っていた粗野な風合いのデニムを、日本の技術で再現した生地です。
特に、1944年製501の復刻モデルに使われているデニムは、毛羽立ちが少なく、より滑らかで丈夫です。
旧式のシャットル機で織られているため、横幅は約27～29インチ。
さらに、両端が赤い糸で縫われている「レッドセルビッジ」が特徴。
外側の縫い合わせやウォッチポケットの裏面には、あの赤耳のディテールがしっかり残っています。
着込むほどに独特な風合いが増していくので、育てる楽しさも抜群ですよ。