日本陸軍の防寒飯盒覆いと飯盒の一式セットです。
飯盒覆いは表地が濃緑色の別珍様の生地の物や、内張に真綿とネル生地を使った仕様の違うタイプもあったようですが、本品物は表地は外被の生地で作られ、軍袴の裾紐様の紐で中に1ヶ所と表に蓋止めとして２ヶ所有り、両側面に一対のベルト通し？様の蓋止の紐が付いております。
中央部に飯盒同様の背囊用のベルト通しが有ります。
内側に毛足の長い羊毛が貼られております。
本体蓋裏に納品業者の印がありますが、判読困難です。
又、製造年、製造被服廠の印も見当たりません。
未使用品の大変状態の良い品物です。
サイズは
縦　約20㎝
横　約23㎝
附属の飯盒も未使用に近い状態の程度の良い品物で傷や塗装の剥がれ、凹みも殆ど見当たりません。
外蓋の裏側、中蓋の中央部、本体外側中央部に共に
◇にサ　〇に口　昭十九
の刻印が認められます。
下士官兵用の一般的な飯盒ですが、状態も良く、蓋、中蓋の共揃いの品は貴重と思われます。
　
以上の説明をご理解頂きまして、本品物の価値を認めて頂ける方のご購入をお待ち致します。