〈解説文は全て独自で書いております。無断使用はご遠慮下さい。〉

★図書館除籍本です。表面にコーティング、
　管理シール、押印等御座います。（画像参照）

★1985年初版第一刷発行。紙カバーに図書館蔵書
　用のビニールコーティング付き。
★カバー＝背ヤケ、傷汚れ有り。表面にビニール
　　　　　コーティング、ヤケ、スレ傷汚れ有。
　　　　　背の地にカバー破れ、背と裏表紙に
　　　　　図書館蔵書シール有。
★本体＝天に蔵書印、三方にヤケシミ汚れ有。
　　　　見返しに図書館貸し出しカード入れ、
　　　　シール貼り付け有。奥付けに蔵書印有。

★★上記以外は、製本は堅牢で、本文中目立つシミ汚れ等無く、ご愛読に支障は御座いません。然し乍ら、40年近く経過の図書館リサイクル本です。傷み等気になる方はお避け下さい。


　プロイスラー、最愛と言って良いほどの作家様です。いや、もう、小さい魔女、小さい水の精、大泥棒ホッツェンプロッツ、やや長じてからはクラバート、ああ、愛が止まらない。

　プロイスラーと中村浩三氏の組み合わせにハズレ無し！現代としては言い回しがやや古風と取られるかもしれませんが、なんとも言えず味があるんです。

　ツボッテルの、おはようござんす、とかですね。

前作で、一人ピクニックに出かけたヘルベは、森の野生児ツボッテル君と友達になり、連れ帰って共同生活を始めます。

　何せ、スプーンもベッドも使ったことがない上、イビキはすごいは、食欲はもの凄いはで、ヘルベは村の皆との間に立って結構な苦労をするのです。

　でも、温かい小人達に助けられて、ツボッテルはちゃんと仲間入り出来たのでした！ケーキと、美味しいコーヒーの歓迎会を開いてもらえるなんて、嬉しいね、ツボッテル！

　プロイスラーの童話には、美味しいものが色々出てきます。コケモモのジャムとか、森の小人パン、いちごの葉の甘いお茶、など、小人村で暮らしたい！と思う程です。

　ドイツの童話らしく、地道？な暮らしを謳歌する小人達。プロイスラーの愛らしい挿絵と、中村氏の独特な感嘆符の楽しい訳文と重なって、素晴らしい世界観が出ています。

　ヘルベの特殊機能付き森の小人帽子も欲しいなあ。

　状態は、上記★書きと、画像よりご判断下さい。

古書にご理解のある方との、嬉しいご縁を心よりお待ち致しております。