赤穂浪士の討入りの成功で、元禄の世は挙げて仇討ちブーム。泰平に慣れ、戦闘を忘れた武士たちにとっては大迷惑…
大阪商人のがめつくもあこぎな商法に右往左往ふる、ひ弱な武士たちの演じる"助右衛門橋の仇討ち"を描く表題作の他に、封建武士たちの奇想天外な人間像をユーモラスに浮き彫りにした快作三篇を収める。話題作「おかしな侍たち」に続く、移植歴史小説集第2弾！

花咲ける武士道 (河出文庫 160B)
昭和60年11月4日　初版発行
著者　神坂 次郎
発行所　河出書房新社

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