『カフカ全集V ミレナへの手紙』

新潮社

Briefen an Milena by Franz Kafka Copyright 1946 of the original German text by SCHOCKEN BOOKS INC. Copyright 1959 of the Japanese translation by SHINCHOSHA Co.

昭和四十六年三月十日
九刷 発行 刊行

定価八〇〇円

訳者　辻瑆

カフカの恋人、ミレナへ宛てた手紙を収録。
ミレナという女性は、カフカにとって重要な人物である。二人が知り合ったとき、ミレナは夫のある身であり、カフカ自身には婚約者が存在した。にもかかわらず、カフカはそれまでの日記をすべて読ませるほどに、彼自身をさらけだした。二人の恋愛はキルケゴールの恋愛と同じように手紙の恋愛といわれるが、その関係は深いものであった。

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※月報付
※函なし