バンドレン クラシック
バンドレン レザー(レザープレートのみ)
いずれもB♭クラリネット用ですが、クラシックの方はE♭クラリネットに使用したこともあるので、結構自由に使えます。
紐のほつれや使用による革リガチャーの1部擦れなどありますが、演奏には問題なく、引退直前までずっと現役でした。変形等がそもそもないため、革や紐リガチャーの特権とも言えますね。
レザーの方は購入当時プレートが3枚ついてきたのですが、他のメタルと別素材のプレートは微妙と言わざるを得ず、レザープレート一択で使用していたため無くしてしまいました。そのためついていませんが、他の2つは価値も感じていません。こちらのレザープレート1強ですのでご安心ください。

【特徴】
バンドレン レザー
革リガチャー特有の音色や表現の狭さ、独特のレスポンスの悪さ、高音域の当てにくさ、クセの強さ、、、それらのデメリットを感じない革のリガチャーです。
恩師に「どうせ革リガチャーでしょ、一応吹かせて」と言われ、あまりの革リガチャーらしくなさに驚かれたことを覚えています。ただ要らない雑音を少し吸収してくれるだけの、良くも悪くも余計なことをしないリガチャーです。
本来、革のリガチャーはこうあるべきなのかもしれません。このリガチャーより良い革リガチャーには出会ったことがありません。

バンドレン クラシック
本来巻かなければいけない紐リガチャーの手間を省いただけのように見えるこのリガチャーは、他メーカーの巻く紐より薄く、音色の幅を広げることに成功しています。紐特有の抵抗感や包み込む音色をほどよく残しつつ、操作性や明るい音色も手放さない、かなり欲張りなリガチャーです。
相性の悪い楽器や曲の雰囲気もないため、これ一つで快適なクラリネットライフが送れるかもしれません。スランプや迷った時には是非こちらをお楽しみください。
楽器ケースや演奏会用の衣装など、どこの隙間にも入り込む柔軟性もポイントです。ステージ上での予備リガチャーとして、あらゆるステージに一緒に登りました。
未だに広まっていませんが、かなりいいリガチャーです。個人的には、紐を巻くよりもこちらの方がいいです。

双方、革や紐という概念に捕らわれない幅広い表現ができるリガチャーとなっています。
良い意味での「らしくなさ」を、様々なジャンルで発揮して頂けることを心より祈っています。