最終値下げしました。



ジャパンビンテージの筆頭格として河野賢氏と並び称される中出阪蔵氏（1906〜1993年）の作品です。当時の高級グレードに該当するNo.1500Sで、表面・ドイツ松、サイドバック・ハカランダのオール単板。1973年制作です。現在ハカランダは入手困難で、こちらの作品は現在では手に入らない材を使っています。柾目に近い一方、豪快な趣もあり、なんとも言えない味わいです。販売当時定価は15万円。



主観ですが、音量が大きく、豊かな低音や柔らかい中音域、さらに繊細で芯のある高音（特に1弦）が特徴で、ハカランダのため、硬質的な豊かで深い音を出します。乾いた材の響きがあります。



50年も前の作品ですので細かな傷は複数あり、ネックには小さな打痕（写真13枚目）、表面に塗装クラックもあります。塗装はカシューかセラックかわからないのですが、とにかく極薄でまだ輝きもあり綺麗です。ネック裏は塗装がぼけたようなところがあります。ビンテージとしてはまずます美品の部類に入ると思います。ペグはGOTOHで非常にスムーズに動きます。



ネックはストレート、フレットの減りは少なく、びびりや音詰まりはありません。万全のコンディションです。12フレットの弦高は6弦・4mm、1弦・3mmと標準的で、サドルに若干余裕があるので少し弦高を下げる調整は可能です。



写真のハードケースが付きますが、装飾部分が剥がれており、あくまで輸送用とお考えください。機材整理のため出品します。ビンテージへのご理解のある方をお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。



弦長：650mm

ナット幅：52mm

ネック材：マホガニー

指板材：エボニー



SAKAZO NAKADE

種類...クラシックギター