浮世絵「名所江戸百景」復刻物語



ー序文より一部引用　

江戸は幕末の頃、浮世絵師歌川広重は名所絵を数多く描きました。

中でも「名所江戸百景」は広重の傑作として当時の江戸の人々に大評判となりました。

華やかな色で名所を摺った浮世絵は庶民にとって何よりの愉しみでもあり大事な情報源でした。

浮世絵は、絵師が絵を描き、彫師が板に彫って、摺師が摺り上げて作られます。そして世に送り出すのが版元です。



広重の代表作「名所江戸百景」を現代の職人の手により復刻。その過程と復刻された浮世絵版画の世界が1冊の本にまとめられています。

・「名所江戸百景」復刻の意味

・浮世絵版画の制作工程（彫り、摺り）

・名所江戸百景に使われている摺りの技術の解説

・復刻版名所江戸百景作品一覧

数多くの写真を用い、作業工程、技術、道具類の説明等が紹介されていて興味深い内容です。



状態：無地の中扉１か所に少しささくれがありますが（写真8,9)、それ以外は全体的にきれいな状態です。



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