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特集
マンガが好きで好きでたまらない。

【SPECIAL CONTENTS】
特別対談:松本大洋×五十嵐大介。
天才ふたりは、お互いをどう “観察” しているのか?

五十嵐大介描き下ろし『海獣の子供』サイドストーリー
「ある旅人のはなし」

この雑誌について
新たな時代のエピキュリアンを提案する男性誌

表紙　画　松本大洋

松本氏は五十嵐氏の単行本『魔女』の帯に絶賛の推薦文を書かれていて、五十嵐氏は「影響を受けるのが怖くて一時期（松本氏の）マンガを読めなかった」と、ある記事でおっしゃっていたので、この二人が対談したらどんな話になるのだろうか・・・と思っていましたが、それが実現して狂喜乱舞。ＢＲＵＴＵＳ編集部、偉すぎです。

対談の軸になっているのは、お互いの作品や作風についてどんな風に思っているか、という話。表現者として描きたいと思っているもの、自分が苦手意識を持っているものが何なのか、とか、まさにクリエイターの目線での会話です。お互いの共通点と、似て異なる部分が対談を通して判って興味深いものがありました。

五十嵐ファンとして本誌の最大のチェックポイントは、フルカラー描き下ろしマンガを収録していること（！！）
『ある旅人のはなし』と題された、１０頁ほどの作品ですが、「海獣の子供」の全身タトゥー男・ジムが主人公。作品集「魔女」に収録されている「うたぬすびと」に通じるものを感じました。こういう感性でマンガを描ける漫画家は、他にはいませんね。

他は、著名人が語る「好きで好きでたまらないマンガ」
高橋源一郎氏が語る『３月のライオン』はじめ全１８記事。中条省平が語る『ヒストリエ』何て言うのも、いかにもＢＲＵＴＵＳらしくてマニアックです。個人的には、いつも死ぬほど笑わせて頂いている『主に泣いてます』（語る人：大根仁 × 犬山紙子）も特集されているのが嬉しかったです。東村アキコ先生、天才すぎ。

#マンガ　#漫画　#アニメ　#単行本