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〇　伊保清次剣道範士　著　「新・剣道上達講座」



はじめに

本書のもとになっているのは『月刊 剣道日本』誌・昭和55年4月号より連載が開始された「新・剣道上達講座」です。私にも技術指導の新連載を強く要請してこられたので、微力ながら御要望をお引き受けすることにした次第です。予定では一年間の連載でしたが、多くの読者の方がたから愛され、親しまれるうち、昭和57年3月号の最終回まで、2年にわたりました。今まで連載したものを整理してまとめただけでなく、「試合に勝つ」の章など、言い足りなかった箇所についてはぞんぶんに加筆しました。本書が、読者諸氏の、日々の稽古を続けていく上に何らかの糧となりますれば、これに過ぐる喜びはありません。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　著 者



〇第一章～すべての基本技を攻撃に直結させる

　●竹刀の生き死にを知る中段

　●相手より早く打つ

　●色と捨

　●実戦で一本になる面を打つ

　●効果的な小手打ち

　●飛び込み胴を打つ

　●突きの効果



〇第二章～気力で“しかけ技„を引き出す

　●連続技で決める

　●出ばな技で先手必勝

　●払って打つ

　●意表をつくかつぎ技

　●片手技は有力な武器

　●攻撃のパターンをつくる



〇第三章～感覚を磨いてこそ切れる“応じ技„となる

　●抜き技の秘密

　●返し技を得意にする

　●摺り上げは擦りつけて跳ね上げる

　●実戦に生きる小手摺り上げ面

　●打ち落とし技は一刀流の極意



〇第四章～上段は“天の位„“火の勢い„にある

　●上段をとる

　●面打ちの威力が小手打ちを生かす

　●上段からの諸手打ち

　●上段おそるるに足らず



〇第五章～絶対不敗の剣を探る

　●全力を出して試合に勝つ

　●気力を爆発させる

　●意識過剰と自在の動き

　●迷いを晴らす



昭和57年4月15日　　第1刷発行

昭和61年7月15日　　第2刷発行

著者　　伊保清次

発行所　　株式会社　スキージャーナル

定価　　1200円



※裏面に朱印押印あります。



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