#しっぽのお人形

大丸特製と記された箱の中でずっと眠っていらした深窓のご令嬢。
本日100年ぶりに目を覚まし、びっくりしながら日本の風景を眺めています。

金髪碧眼のお人形さんは、大正〜昭和初期、アメリカに輸出されるために作られていたものです(この子の髪はアプリコットブロンド）。
それがどうしたことでしょう、旅立つことなく日本のどこかで身を潜めていたのです。大丸百貨店さん、どうされた？

御縁あってお迎えしましたが、箱から出しましたら、経てきた時間の長さゆえ、ゴムは紐のように硬化し、スリープアイ機能も働かなくなっていました。

私が施した修理は以下の４つです。

1、スリープアイ機能の復元
2、ゴム替え
3、お身体磨き
4、おパンツ替え

もうすっかり元気になって、おめめぱちぱち、手足も自由に動かしてポーズもきめられます。可愛い❤

デッドストックでしたので遊んでつくようなたぐいの汚れはありません。
シルクのドレスもとっても素敵です。

もちろん100年以上も生き残ってきた子ですから経年変化(帽子の白いレースに薄汚れ、手足の塗料の劣化等)はありますが、デッドストックだけにアンティークドールとしてはとてもよい状態だと思います。

お人形だけのお値段です。箱をご希望の場合は+3000円です。


日本製ビスクドール　
約32㎝　
大正〜昭和初期
デッドストック
ヘッドマークあり(◯にー/12）
グロウラーは鳴きません


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