未使用のまま保管してました
とても綺麗です

お譲りしたいと思います
高さ約23cm
幅約9cm


(ヒストリー オブ アリタ)

アリタの歴史

慶長元年(西暦1596年)肥前鍋島藩主勝茂公は 朝鮮の陶工、李参平 (日本名金ヶ江参兵衛)を藩 に招きました。

李参平は藩命により焼物の研究を重ねておりま したが、幸いにも同じ肥前有田郷の泉山に白磁鉱 を発見しました。これが日本に於ける白磁の発祥 となったのです。元和元年(西歴1615年) のこと であります。さらに、正和元年(西暦1644年)に 柿右エ門による赤絵の完成と共に有田焼は白い透 き通る様な地肌に色あざやかな色絵を着画すると いう陶工達の夢が実現するに到りました。これは 日本の焼物史上最大の出来事でありました。

その後有田の焼物は柿右エ門様式、鍋島様式、 古伊万里様式さらには九谷と個性豊かに展開して 行きました。鍋島様式は藩の御用窯で高貴な人々 の贈りもの等に焼かれ当時は殆んど一般で見るこ とはなかったと云われます。

柿右エ門様式と古伊万里様式はその色彩の豊さ から東洋の美の極致として遠く海をこえて欧州に渡り彼の国の王侯貴族の心をとらえました。

有田の窯場より4里の川下。伊万里の港からこ の製品が積みだされたことからIMARI の名称で 内外に大変な評価をうけたのであります。

今日、東ドイツドレスデン美術館や欧州各地の 博物館には当時の名品が多数保存されております。 又、欧州各地の窯では競って、このIMARI の模 倣製品がつくられました。東ドイツのマイセン窯 などは特に力を入れたと云われます(出光美術館)

現在の有田はこの伝統を守りつつ近代的なユニ ークな作風を加え創作磁器の製作に日夜研鑽を重 ねております。

当社の窯で製作する製品は裏印に国内用は彌右 工門作、海外用は GOLD IMARI のブランドを 使用しております。又、有田の殆んどの名窯製品 も扱っておりますが1品づつ丹念に吟味して納得 のいくものを選びだしております。

末永く御愛用戴ければ幸いでございます。

マスタージンバイ

カテゴリ...花器

主な素材...陶磁器