●江戸明治和本●武田手習状［手習教訓状・信玄手習帖］（刊本・写本の2冊）

【判型】大本1冊。縦269・269粍。

【作者】梅花堂天年（梅華堂）作・書。

【年代等】嘉永2年11月書・刊。［？］著者蔵板。

【備考】分類「往来物」。刊本・写本の2冊。武田信玄が永禄元年（1558）5月に書き記した教訓書に仮託して、手習いの心懸けを中心に日常百般の教訓を説いた往来。「夫、手習者、尋蒼頡・羲之源、汲水露遠波之流、伝空海・道風之筆道、磨玉林烏羽玉之書、朝早起、濯口、攘意、読書物、夕遅寝、洗足、静性案義理。立身之基無過学文、貫道之器不如手跡。学詩以言、学礼以立者、魯人之庭訓也…」で始まる本文を大字・4行・無訓で記す。『童子教（実語教・童子教）』『初登山手習教訓書（手習状）』など中世の教訓書の影響が色濃い。

★原装・題簽付・刊本は極美、写本は概ね良好。稀書（全国に所蔵数カ所（国文学研究資料館DB））。

◎この商品はメルカリ「和本倶楽部」と個人HP「往来物倶楽部」のみで販売しているものです。それ以外のショップは全て詐欺です。ご注意ください。