「奇跡の村 木頭と柚子と命の物語」
山奥は"過疎"ではなく"適疎"。
時代の評価軸が回るとき、逆転の扉が開く。
藻谷浩介(地域エコノミスト・株式会社日本総合研究所主席研究員)
昭和35年、四国最果ての木頭村で、貧困脱却を夢見た村人が農業史初の柚子栽培に挑んだ。不屈の努力は実り、奇跡の柚子旋風を日本中に巻き起こす。だが村はその後ダム闘争の主戦場と化し、純朴な人々の絆も無惨に引き裂かれてしまう。やがて過疎高齢化、産業崩壊、自然破壊 ー しかし平成から令和の過渡期、木頭に再び奇跡の光が射し込んだ。
　それは、哀しくも美しい起死回生のドラマだった。
　四国の美しい自然を舞台に地方寒村の危機的未来を塗り替える、感動の実話を小説化。
麻井 みよこ
監修・臼木 弘
定価: ￥ 1800(税別)

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