※ CHANDOS：CHAN 9920（輸入盤）

①管弦楽組曲　第２番　作品34a
②悲歌的子守歌 ── 母の棺に寄せる
　男の子守歌　作品42
③クラリネット小協奏曲　作品48
④サラバンドと行列　作品51
「ファウスト博士」のための２つの習作
⑤踊りのワルツ　作品53　

ネーメ・ヤルヴィ：指揮
BBC フィルハーモニック
ジョン・ブラッドベリー：クラリネット
録音：2001年

※ ERATO：WPCS - 11387 ~ 8（２枚組）

CD１＆２：ピアノ協奏曲　作品39
（ピアノ、男声合唱と管弦楽のための）
CD２：対位法的幻想曲

ヴィクトリア・ポストニコワ：ピアノ
フランス放送合唱団（ピアノ協奏曲）
フランス国立管弦楽団（ピアノ協奏曲）
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー：
指揮（ピアノ協奏曲）
録音：1989年 ＆1990年


ブゾーニは作曲だけでなく、多方面に才能を発揮した音楽家です。バッハのオルガン曲の編曲屋程度に考えてはいけません❗
最もよく知られているのは、バッハをはじめとする編曲だと思いますが、当代随一のピアニストとして世界中で演奏し、著作は音楽界に大きな影響を与え、教育者としてヴァイルやヴァレーズを教え、指揮者としてシベリウスやバルトークなどの新しい音楽をドイツにたくさん紹介しました。
なかでも、著作『新音楽美論』（詩人リルケがこの本を読んで感動し、自分の出版社に紹介。ブゾーニは、リルケへの献辞とともに出版しました）で、微分音の使用や電子音楽の可能性を評価したことは有名です。
この著作によって、ブゾーニは一躍ドイツ現代音楽の旗手のひとりと見なされるようになったそうですが、ブゾーニの CD を何枚か聴いてきた感想を正直に言えば、「❓」です。ブゾーニは著作で音楽の未来を予言しながら、実作では調性を捨てられなかった作曲家なのだと思います。
ブゾーニのピアノ協奏曲は、演奏至難なのにピアノがいまいち目立たない協奏曲だからでしょうか、あまりメジャーなピアニストは弾いてくれません。　
ポストニコワの名前は知りませんでしたが、後に、チャイコフスキーのピアノ作品全集を購入しました。170近い曲をひとりで弾ききったのはスゴイ❗

盤面に、傷はありません。
傷の見落としがあっても、ご容赦願います。

解説書に汚れがあります。
写真を必ず確認してください。