昨年genten25周年記念に作られたシリーズのうちの一つです。現在は販売されていません。

イタリアの家の窓にある、花を飾るための鉄製のロートアイアンは、古くからヨーロッパで建造物の伝統的な装飾工芸として活用されてきました。その加工方法は、職人が一つ一つハンハンマーで形成し、手仕事ならではのゆらぎとあたたかみのあるラインが出てきます。このバッグでもシルエットラインのゆらぎが表現されています。
植物の伸びやかさや生命力が表現されたカットワークと共に、本体上部のラウンドカットも、カットワークデザインをより魅力的にし、デザインの一部となっています。
手間暇を惜しまず、丁寧に磨き上げたラウンドカット部分のコバの仕上がりも必見です。
曲線上に配した柄や本体上部のラウンドカットに加え、そのやわらかさを演出するのは本体から底にかけての仕立て。本体と底面で革を切り替えることなく、本体の革をそのまま底面まで持ってくることで、ぽってりとした曲線的なフォルムに仕上げています。

そして、アイボリーの革にブルーのダンガリーという、これからの季節に爽やかな組み合わせは、気分をあげてくれること間違いなしです♪アイボリーは汚れや黄ばみが心配、という方もいらっしゃるかもしれませんが、黄変しづらい鞣し方されているようなのでご安心ください。

程よいサイズ感のトートバッグで、巾着は据付タイプになっているため、防犯性もばっちりです。
この巾着バッグの実用性をぐんと上げてくれるのが、巾着と革の間にあるスリット(写真13・14)。巾着内の内ポケットにつながるようにできており、スマートフォンなど頻繁に出し入れするものは、巾着を毎回開けなくてもここから出し入れ可能です。
また、巾着の紐の先端部分も、花のつぼみのようなかわいらしいモチーフがついているところもさすがgentenらしい細やかなデザインです。

現在販売されていないこのバッグ。お探しだった方、春〜夏に向けての季節を満喫したい方、いかがでしょうか？

定価59,400円。とても素敵なデザインで使い勝手も良さそうなので、まだ出品を迷っています。4月6日(日)までの出品と致します。プロフィールの確認もお願いします。

サイズ:高さ　約27、横　約30、マチ　約12 単位㎝